04月11日付 日刊スポーツの報道「不景気で本売れない…図書館本にも補償金」へのコメント:


 雑誌、書籍が売れなくなっている……、というの
は前世紀から言われていること。ひとつに若年層の本離れ、雑誌
よりも速く大量の情報を入手できるインターネットなどがおもな
要因とされている。端的な例にして、もっともよく言われている
ことだが、正直な話、ただ単に面白くないだけじゃないかと思う。
デジタルばかりになろうともデジタルは電気がなくてはダメで、
もしものときにはアナログというケースは多いし、好き勝手な体
勢で読めるという点はいまだに優勢なはずだ。つまり、販売数が
減少傾向にあるのは、

・若年層の読者離れ
・コンテンツの手抜きっぷり
・マーケティング不足

 じゃないかと思う。今回のニュースであれば「補償金」を出す
といっているが、銀行と同じく堕落させるだけじゃないだろうか。
補償対象外のジャンルの本は、必死である。版元、編プロともに
綱渡りに等しい。当然、その背景には「本が売れない→制作費を
減らす→編プロ/ライター/デザイナーへのギャラ減少→体力不足
→人手不足」という図式も存在する。ただ、この業界、斜陽斜陽
と言われていながらも、志望者が多いのも事実。大半の版元は現
状維持ために若手を取らない傾向が強くなっているが、シビアな
体調管理を余儀なくされる業界ゆえ、ご老体ばかりでは先々不安
になる。一部は打開策というか、先見にて若い人と取っているが、
なかなか残れる人は出てこないもので、どこも厳しいようだ。
すっかり論議が変わってしまったが、夢をつかむのは比較的容易。
その後が肝心だと……、気づくか気づかないかの差じゃないだろ
うか。と、その渦の中にいる人は思ったのだった。

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